中国包装技術センターとは

はじまりは政府プロジェクト

CPRTC

中国包装技術センター(正式名称:中国包装科研測試中心)は、もともと中国とフランスの政府協力プロジェクトにより 1988年に設立された国家機関です。上部機関は、国務院の国有資産監督管理委員会(SASAC)が管轄する中国最大の包装企業 中国包装総公司 です。

包装のエキスパート集団です

約70名の職員のほとんどが、包装試験や材料分析、そして包装設計を専門とする技術者です。 そのうち6名は、中国政府から特別認定を受けています。

各種の試験分析設備が充実しています

天津経済技術開発区(TEDA)にある広大なテストラボには、輸送包装試験のための各種試験設備や、包装材料の理化学特性を調べる様々な材料分析装置が導入されています。 設備の多くは、欧米や日本メーカーの製品です。

世界的な大手有名企業が顧客です

主な業務である一般企業向けの包装試験や包装設計の受託サービスでは、世界的にも有名な大手企業を顧客に抱えています。 中国企業では、PCのレノボ、家電のハイアール(Haier)、通信機器のフアウェイ(Huawei)。欧米企業であればGEやモトローラ。 シャープ、エプソン、ヤマハ様等の日系企業(いずれも中国現地法人)もサービスを受けています。

中国の国家規格を作成しています

「GB規格」をご存知ですか? 日本のJIS規格に相当する中国の国家標準規格です。 中国包装技術センターは、このGB規格の「包装」部分の規格作りに携わっています。これまでに作成した規格の数は100以上。中国の包装分野において主導的な役割を担っています。